ネット依存症と心のあり方

ビジネスで成功するためには、捨てることがとても大事だとつくづく思う。僕は好奇心旺盛なので、色んな事に興味が湧く。本屋で気になる本があり、ちょっと手に取ってみると、ハマってしまい、最後まで読み切ってしまうこともざらだ。

だからネットに繋いで気になる記事があるとつい読みふけってしまう。僕はけっこう器用な方なので、それなりにすぐ何でもこなせてしまう。今まで色んな仕事を手掛けてきたが、「仕事ができるね」と言われることも多い。

しかし、好奇心旺盛な反面ひとつの事に集中しにくい。興味があることを片っ端からやってみたい性格なので、ついどっちらけといった感じになる。

「1人のオタクが100人のエリートを凌駕する」という言葉を聞いてゾクゾクきた。まさにマトリックスの世界だ。オタクには一般人が見えない本質を見抜く力がある。だから、得意分野の発想力、問題解決能力が抜群に優れているのだ。

僕 も1つの事に集中できれば、かなりのレベルまで行く自信はある。しかし、それ以外のことを捨てるという勇気はかなりの覚悟がいる。成功したいという気持ちは誰にでもある。それには、心のあり方が何より大事だ。経営者が経営そっちのけで、自分の趣味や恋愛に溺れてしまえば、会社はたちまち潰れてしまうだろ う。

だから、経営以外のことはバッサリ切り捨てている。このように、多くの責任を持つことによって心の軸が定まる。今の時代は、半端なく娯楽が溢れている。ネットにひとたび繋げば、仕事なんかやる気が起きなくなるくらいの楽しみがすぐに味わえる。

しかし、あえて見ない力が、今の時代は必要だ。人間は快楽を味わうと際限がなくなる。それがネット依存症になる根本的な要因だ。

仕事でネットを使うのが当たり前だから、ディズニーランドの中で仕事をしているという覚悟が大事だ。クリック1つで1日が潰れてしまうかもしれないという危機感を持って、仕事に取り組みたい。