真の自由を目指して

己の潜在能力を100%引き出すための成長記録

桜と涙が溢れでた痛すぎる恋愛

日くらい前から桜が咲いているのに気づいた。例年より1週間は早い。もう満開になっている桜もあり、週末には花見で賑わうだろう。今年は3月が例年より暖かいので、桜もすくすくと成長したのだろう。だけど寒暖の差がかなりある。日中が23度まで上がって蒸し暑いなと感じたら一転、8度とか真冬の寒さに逆戻りして、体調管理には気をつけてないと風邪を引いてしまいそうだ。

 

花粉症の人はただでさえ、鼻が詰まったり、目が痒かったりするのに、風邪まで引いたら仕事どころではないくらいきついだろう。僕は花粉症ではないが、昔この時期に花粉症かも?といった症状に悩まされた時期がある。それまでは花粉症の辛さが全く分からなかった。

 

しかし、いざなってみると、1日中鼻がむずむずして、くしゃみが出そうででない。くしゃみが出ればすっきりするのだが、鼻の先がくしゃみが出る直前みたいな感覚がずっと続いた。この状態では辛くて何もやる気が起きなくなったほどだ。

 

結局1週間ほどで治って、結局花粉症ではなくて本当に良かった。これが1ヶ月以上とか続いたら、発狂していたかもしれない。ちょっと話は逸れたが、桜が咲く時期というのは、色んな思い出が詰まっているものだ。

 

別れと出会いが行き惑う時期なので、この時期はちょっとセンチな気分になる。別れで印象に残っているのは、6年間付き合った彼女と別れたことかな。あれは確か3月31日の夜だった。この日会うまで、最近彼女がちょっと素っ気ないなという印象はあったが、そこまで気に留めていなかった。

 

そして話しがあると言われ、彼女に「好きな人ができた」と言われた。これにはびっくりしたやら、ショックやったやらそんな事態になっているとは夢にも思わなかった。6年も付き合うとドキドキ感とかはなくなって、友達のような感覚になり、イチャイチャするような事は確かに減っていた。

 

まあ、ショックだったが、好きな人ができたならしょうがないという事で僕の方から別れを告げた。心の準備ができていなかったので、別れた後に心が乱れて、朝までゴスペラーズの「永遠に」を20回くらい聞きながら泣きじゃくった。この曲は彼女が好きな曲でよく一緒に聞いたものだ。

 

次の日に家にいるのが辛くて、彼女とよく一緒に過ごした公園に行った。すると桜が満開で、とても綺麗だった。が、桜を見ると、彼女と一緒に弁当を持って花見をした事とかを思い出し、また涙が溢れてきた。いきなり地獄に突き落とされたような感覚になり、完全に無気力になっていた。この日は日曜日だったが、こんな状態で仕事ができるだろうかという位に落ち込んでいた。

 

起きている間はずっと彼女の事が頭から離れない。しかしもう別れたのだから忘れなければ、こんな思いが頭の中でずっとループしていた。大切なものは、失った時に気付くものだと痛感した。こんな事になるなら、もっと彼女を大事にしておけばよかった。もし時を元に戻せるなら、とかしょうもない事ばかり考えてしまった。

 

しかし別れて、いかに彼女を愛しているか気づいた。その気持ちを抑えられなかったので、彼女にもう一度伝えたいと思い電話した。すると彼女も同じ気持だったみたいで、「本当に大切な人はあなただったと分かってすごく後悔していた」と言われた。

 

彼女は泣きながら「昨日はエイプリルフールだったでしょ。だから冗談だったんだよ」と言われて安堵な気持ちに包まれた。

 

そして月曜日の朝家を出ると、心地良い快晴の空を見て、わずか1日で地獄から天国に舞い上がった気持ちになった。このボロボロの精神状態から立ち直ることができるだろうか?というくらいに落ち込んでいたので、また彼女がいる生活に戻れることの幸せを噛み締めた。

 

そして、ここまで愛していることに気づいたのだから、結婚したいなと思い初めた。次の日に彼女に会う約束をした。その時は最初にデートした時のようにドキドキした。長く付き合うと、一緒にいるのが当たり前で、この感覚を忘れてしまっていたけど、今回の件でまた初々しい気持ちになり、彼女にもっと愛されるように、仕事もバリバリと頑張り男を磨きたいと思った。

 

が、しかし幸せも束の間、その2日後に、彼女からメールが届いた。

 

 

「やっぱり相手の事も好きになっていて、抑えられなくなっている。だからもう付き合えない」

 

ガーン。頭をハンマーで殴られたような気持ちになった。またまた天国から地獄へ叩き落されたような気分になった。女の心の移り変わりの激しさに僕の心は乱されまくった。結局諦めるしかないのかと頭をよぎったが、「いや、絶対に僕の方が彼女を幸せにしてやれる筈だ。」という気持ちは揺らぐことなく、それから猛プッシュで彼女を説得した。

 

しかし、彼女は「日に日に相手のことが好きになっており、もうこの感情は止めることができない」と言われた。もうここまで言われたらしょうがないと諦めた。

 

彼女の幸せを願うことが一番だと感じ僕は引いた。ハッピーエンドにはならなかったが、今となってはいい想い出となっている。桜を見ると当時のことが蘇ってきて連々と書いてしまった。

 

今年の春はどんなドラマが待っているのだろうか。